クラスリファレンス

目次

1.概要

本リファレンスでは、Exerb実行時モジュールについて説明します。

Exerb実行時モジュールとは、実行ファイルに変換されたRubyスクリプトを実行する際に利用できるモジュールです。 また、Exerb実行時モジュールの定義有無により、rubyコマンド上で実行されているのか、実行ファイルとして実行されているのか判断することができます。

2.ExerbRuntimeモジュール

1.filename()

実行ファイルのファイル名を取得します。

変換時のファイル名ではなく、実行時のファイル名を返します。 また、ディレクトリパスを含みません。

2.filepath()

実行ファイルのファイルパスを取得します。

変換時のファイル名ではなく、実行時のファイル名を返します。 また、ディレクトリパスを含みます。

3.load_cursor(id)

実行ファイルに格納されたリソースライブラリからidに一致するリソースIDを持つカーソルリソースを取得します。

idには文字列、または整数を指定します。 リソースライブラリが複数登録されている場合は、すべてのリソースライブラリに対して検索が行われ、最初に見つかったリソースを返します。 リソースライブラリはレシピファイルで指定することができますが、順序は保存されないため、検索の順序は不定です。 リソースライブラリの指定方法は、レシピリファレンスを参照してください。

4.load_icon(id)

実行ファイルに格納されたリソースライブラリからidに一致するリソースIDを持つアイコンリソースを取得します。

idの指定方法、検索方法などはload_cursorメソッドと同様です。

5.load_string(id)

実行ファイルに格納されたリソースライブラリからidに一致するリソースIDを持つ文字列リソースを取得します。

idの指定方法、検索方法などはload_cursorメソッドと同様です。

6.open(filename)

実行ファイルに格納されたfilenameに一致するファイル名を持つデータファイルをStringIOオブジェクトとして取得します。

filenameには内部ファイル名を文字列で指定します。 openメソッドを使用するにはstringio.soを実行ファイルに含む必要があります。 データファイルの指定方法は、レシピリファレンスを参照してください。